無題
これは私のポリシーであり、自己満足と言われてしまえばそれまでなのですが、生徒の尻に刻む笞痕はなるべく綺麗なものにしたいというのを常日頃から心がけています。綺麗な笞痕を刻むには、狙った場所にケインをヒットさせる技術が必要になってきます。目前の可哀想な剥き出しのお尻をキャンバスに見立て、的確に狙い通りに美しい赤い線を描いていく感覚です。ところがこれは容易なことではないのです。たとえばケインを打ち込む角度がきつすぎると、打ち手から見て向こう側の方のお尻ばかりを傷つけてしまい、左右のお尻で痕の付き方が全然変わってきます。またケインをコントロールできていないと、同じ個所ばかりをヒットさせてしまい、均等な痕を刻むことはできません。なるべくお尻に均等な蚯蚓腫れを刻むことが美しい痕の条件となってきます。これは見た目だけでなく、ダメージの蓄積の観点からも重要な技術といえるのです。中にはとにかく厳しく酷い痕を残して反省させるという考えを持った者もいるかもしれませんが、それは生徒にお尻の傷と同時に、余計な心の傷を残す原因にもなり、また不信感にも繋がってきます。痕もあまり残らないようなそこまで厳しくない懲罰であればこんなことを考えることは無用ですが、私はケインを使う以上はくっきりとした痕を刻んで反省させる方針であるため、このようなケインの取り扱いの技術は生徒と信頼でつながっていくためにも必要不可欠なのであります。